青鶴茶舗  フランス人日本茶インストラクターにより厳選されたお茶や茶器

おいしいお茶の淹れ方

茶葉の種類ごとに、その特徴を活かしたおいしいお茶の入れ方をご紹介しましょう。大事なポイントは4点です。

おいしいお茶の淹れ方は、茶葉の種類によっても違いますが、決まった“ルール”はなく、個人の嗜好やその時の気分に合わせるように基本的な“原則”があるだけです。
急須に注ぐお湯の温度は、特に煎茶や玉露、玉緑茶など、高級茶には大切なキーポイントになります。味の決め手になるのが、お湯の温度です。お茶のうま味成分であるアミノ酸類はお湯の温度とは関係なく、たとえ冷水であっても溶出されます。反対に、タンニン(特にカテキン類)は渋味の素になりますが、温度が80℃以上で溶出されやすくなり、70℃よりも低いとわずかしか溶出されません。お湯の温度が高くなるほど渋味が増し、低ければお茶のうまみや甘味が引き立ちます。この原則さえ押さえていれば、お好みに合わせたお茶の味を簡単に楽しむことができます。
また、お茶には、硬度の低いお水が適しています。硬度の高い硬水を使うと、茶葉の成分が溶けにくいのです。はじめに、3〜5分ほどお湯を沸騰させて水道水に含まれる塩素が抜けて、カルキ臭が消えます。それに、お湯をたっぷり沸騰させることによって、一時硬度が減少し、さらに濃くのあるお茶が淹れられます。
最後に、ちょっとしたコツですが、お好みの温度に下がるのを温度計で確かめる必要はありません。お湯を別の容器に一度移し替えた後に急須に戻すと、平均して8〜15℃ほど下がります。そのつど、数秒ほど置くと、約10°C下がります。
抽出時間を調節することによって、お茶の濃さの調節することができます。その時間は茶葉の形状によって変わります。深蒸し茶のように、葉っぱが細かいほど、味が出るように必要な時間は短いですが、浅蒸し煎茶のような綺麗で大きい葉っぱになるともうちょっとゆっくりと淹れます。

煎茶
茶葉は1人につき2〜3g(ティースプーン1杯)を用意します(1人分だけの場合は4〜5g(ティースプーン1杯1/2が目安です)。湯量は1人70〜80 ml です。1煎目は湯温70°C 、2煎目は80℃/ 176°Fが最適です。
抽出時間:30秒〜1分30秒(細くて細かい茶葉は、抽出時間を短くする)。2煎目は時間をおかずに湯呑みに注いでください。100mlくらいの小さなお湯のみを準備すれば、お湯の温度を下げることのみならず、一人分のお湯の量を計るメリットもあります。
■ 煎茶の淹れ方の基準
Thés du Japonの煎茶

玉露
茶葉は1人につき3〜4g(ティースプーン1杯1/2)を用意します。湯量は1人20〜30 ml です。1煎目は湯温50°C です(2煎目からは+10°C )。
抽出時間:1煎目は1分〜1分30秒。2煎目は1分、3煎目は2分です。

蒸し製玉緑茶
煎茶の入れ方を参考にしてください。

釜炒り茶
茶葉一人分3〜4g(ティースプーン1杯1/2)。湯量一人分70ml。湯温は約80〜90℃(釜炒り茶は高温のお湯を注ぐと強い香りが立ちますが、渋味はそれほどでもありません。ただし、上級の釜炒り茶にはやや温めが適しています。)
1煎目:1分
2煎目:30秒
3煎目:2分

ほうじ茶 玄米茶 番茶
茶葉3g/人。湯量約130ml/人。
湯温95〜100℃。
抽出時間 :30秒。

ご紹介したお茶の入れ方は、個人の嗜好やお茶の種類に合わせた基本的な原則です。
お湯の温度や抽出時間を変えることで、同じお茶でもバラエティ豊かな風味を楽しむことができます!