杏子、ココナッツ、クリーミー
うま味
★★★☆ / 渋味
☆☆☆☆
コク
★★☆☆ / 火入れ
★★☆☆
品種・技術メモ
「きらり31」は2015年に登録された比較的新しい品種です。育成は宮崎県茶業研究所で、「さきみどり」と「さえみどり」を親に生まれました。新品種の中でも特に急速に普及しつつあり、「やぶきた」「さえみどり」とともに新たなスタンダードの有力候補としてよく名前があげられます。耐病性や耐寒性などの機能面よりも品質面で注目を浴びている品種で、うま味成分のテアニンを多く含み、露地栽培の煎茶のみならず、かぶせ茶や玉露などの被覆茶にも適しています。
静岡県大井川上流の山間部に位置する川根の下長尾からの、被覆していないきらり31の煎茶です。
香りの印象
香りは甘く、最初は木のような香り、続いてアプリコットを思わせるフルーティーな香りが広がり、とても軽やかでクリーミーな感覚です。
味わいの特徴
口当たりはベルベットのようになめらかで、繊細なうま味をともなった甘みがあります。渋みは全くなく、洗練されたフルーティーかつクリーミーな香りが感じられます。
二煎目以降も口当たりのなめらかさは変わらず、三煎目にしてかすかに残る渋味が顔を出します。フルーティーな香りはそのままに、味わいにハーブっぽさが加わり、口内に心地よい爽快感をもたらします。軽やかながら余韻がとても長いのも美点です。
まとめ
総じてとても澄んでいて透明感があり、甘くなめらかな煎茶で、軽やかな味わいが特徴です。「きらり31」は人を選ばない、普遍的なお茶として高品質な品種であると言えるでしょう。
お茶のプロフィール
茶種: 普通蒸し煎茶
産地 : 静岡県榛原郡川根本町下長尾
品種 : きらり31
摘採 : 2026年4月17日