2026年 新茶
トロピカルフルーツ
うま味
★★☆☆ / 渋味
★☆☆☆
コク
★★★☆ / 火入れ
★☆☆☆
品種・技術メモ
ゆたかみどりは鹿児島で広く栽培されていますが、もともとは静岡生まれで静岡ではY-2としても知られる品種です。その正確な系統ははっきりしていませんが、あさつゆの実生由来です。寒さにとても弱いことから静岡ではほぼ完全に姿を消しましたが、鹿児島では1966年に県の奨励品種に指定され最も利用される品種の一つとなっています。そのほとんどはかぶせた深蒸し茶に利用されています。ところでここでご紹介するこの種子島煎茶はかぶせていない普通蒸しのお茶です。
香りの印象
この煎茶を淹れると、甘くとてもさわやかな香気にトロピカルフルーツがほのかに香り、またクリーミーでスモーキーさも感じられます。
味わいの特徴
バランスのよいこのお茶は、渋みがごくわずかにあり、余韻には控えめなうま味がひろがります。口に含むととても力強く、パパイヤを思わせるフルーティーな風味ですが、さわやかな青々しさがずっとあります。
二煎目以降も、よりすっきりとはしますがとても甘く、ゆたかみどり特有のごく控えめの苦みが時折感じられます。
後味は甘く力強いうま味があり、口に残る余韻はこの上ないすばらしさです。
まとめ
被覆していない普通蒸しのこの種子島煎茶は、鹿児島でとても一般的な被覆した深蒸しのゆたかみどりの多くとはまた違った体験をさせてくれます。ゆたかみどりでこのようにすばらしい品質の煎茶にはなかなか出合えません。
お茶のプロフィール
茶種: 普通蒸し煎茶
産地: 鹿児島県西之表市
品種: ゆたかみどり
摘採: 2026年4月2日