蜂蜜、ラベンダー
醗酵(酸化)度:★★★ / コク:★★☆
渋み:★☆☆
東京の北東にある茨城県の茶産地、猿島の春摘みの紅茶です。青心烏龍は古くからあるとても有名な台湾の品種で、環境的な面から栽培が難しく、どちらかというと烏龍茶向けの品種ですが、生産者の方は優れた紅茶を作り上げました。
この紅茶はとても香り高く複雑です。まだとても熱いときは最初にはちみつを思わせる甘い香気を放ち、次に少しずつラベンダーのような花も香るようになり、青心烏龍をしのばせます。
紅茶にしてはあまりパンチが効いていませんが、それでも口内ではしっかりとしていてタンニンの渋みはほとんどなく、甘みとスパイシーさがあり、品種特有のフローラルで美味しそうな芳香があります。こうした香味は特に余韻や後香でもよりはっきりと広がります。
この猿島の紅茶はとても味わい深く芳醇で、優秀な品種青心烏龍によってとても個性的になっています。
茶種 : 紅茶
産地 : 茨城県猿島郡境町山崎
品種 : 青心烏龍
摘採 : 2025年5月21日
淹れ方のヒント
茶葉の量: 3g
お湯の量 : 150ml
お湯の温度 : 95-100°C
浸出時間 : 4 min