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日本では蒸し製緑茶が普及したために釜炒りの緑茶が少なくなってしまいましたが、九州特に熊本県や宮崎県では、この釜炒り茶が作り続けられています。特に五ヶ瀬村と高千穂町は釜炒り茶の重要な産地です。
甲斐氏は釜炒り茶の世界でよく名を知られた人で、標高350mの地でたくさんの品種を育てています。
中にはみねかおりのように、釜炒り茶用の希少な品種も栽培しています。みねかおりは宮崎の農業試験場でコーカサス種の遺伝子を持つ品種との交配により誕生しました。
釜炒り茶特有の焼き栗の香りに、みねかおり独特の炊いたお米の香りが合わさっています。この香ばしい香味はとてもまろやかなこのお茶を飲んだ時にも感じられます。また甘くてやや酸味のある花香もあり、食欲をそそられる印象です。
その一方、釜炒り茶らしく、軽くあっさりしたところもあります。二煎目では、草木のようなかすかな風味と、ベリーを思わせるフルーティな花の印象がよりはっきりと表れるようになります。
一見素朴な感じですが、実は繊細で、明らかに奥が深く複雑な釜炒り茶です。
茶種 : 釜炒り茶
産地 : 宮崎県西臼杵郡高千穂町
品種 : みねかおり
摘採 : 2025年5月18日
淹れ方のヒント
茶葉の量: 4g
お湯の量 : 70ml
お湯の温度 : 80-90°C
浸出時間 : 60s