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葡萄の皮、森
うま味★★☆☆ / 渋味★★★☆
コク★★★☆ / 火入れ★★☆☆
本山と川根と並び天竜は、静岡の山のお茶の三大産地の一つです。小さな茶園には個性の強い古い品種がたくさんあり、若手の生産者、鈴木笙吾さんは素晴らしい潜在性を持つこうした様々な品種を利用しています。
くらさわ(静7111)は、戦後に静岡の茶業試験場でやぶきたの実生から育成された7000代系統の品種です。とても個性的な芳香の静7132や静7166(やまかい)がよく知られています。また、くらさわとかなやみどりはあの有名な香駿の両親になります。
口の中のお茶は甘く優しく、二煎目に少し渋みが出てきます。芳香は甘く、クリーミーな花の香りです。後味は力強く、かすかにうま味があり甘く、口の中に長く残ります。
煎を重ねてもうま味がたっぷりあり、渋みはほとんどなく、さらりとしたのど越しがとても心地よく感じられます。
天竜の若手生産者により、芳香を保ちつつ生来の渋みがうまく抑えられていて、バランスのとれた山のすばらしいお茶となっています。
茶種 : 普通蒸し煎茶
産地 : 静岡県浜松市天竜区大白木
品種 : くらさわ
摘採 : 2025年5月13日
淹れ方のヒント
茶葉の量: 4g
お湯の量 : 70ml
お湯の温度 : 80°C
浸出時間 : 60s