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さつま芋、葡萄の皮
うま味
★★☆☆ / 渋味
★★☆☆
コク
★★★☆ / 火入れ
★★☆☆
品種・技術メモ
本山と川根と並び天竜は、静岡の山のお茶の三大産地の一つです。小さな茶園には個性の強い古い品種がたくさんあり、若手の生産者、鈴木笙吾さんは素晴らしい潜在性を持つこうした様々な品種を利用しています。
くらさわ(静7111)は、戦後に静岡の茶業試験場でやぶきたの実生から育成された7000代系統の品種です。とても個性的な芳香の静7132や静7166(やまかい)がよく知られています。また、くらさわとかなやみどりはあの有名な香駿の両親になります。
香りの印象
この天竜のお茶はさつま芋を思わせるまろやかな香気を放ち、黒葡萄やバニラもほのかに香ります。
味わいの特徴
口内では、うま味はほとんどないかわりに濃厚な甘さがあり、渋みが少しあります。続いて食欲をそそられるさつま芋や蒸し栗の香りが漂い、葡萄の皮のような風味が感じられます。
口の中を覆う甘い味わいはとても濃厚で長く続きます。
二煎目以降では豆類の風味がほのかに加わりますが、全体としては甘い味わいです。渋みがより目立つようになりますが、とても上品です。
まとめ
このくらさわ煎茶は力強くて複雑で、香りも味わいも大いに満足させてくれます。芳香について言葉ではうまく言い表しにくいのですが、力強さでは同じやぶきたとは明らかに違います。あまり知られていませんが、くらさわは愛好家の間ではたくさんのファンがいて、このお茶を飲めばその理由がわかります。
お茶のプロフィール
茶種 : 普通蒸し煎茶
産地 : 静岡県浜松市天竜区大白木
品種 : くらさわ
摘採 : 2026年5月17日