刈り込んでいない棚掛け被覆の手摘み茶園で作られたお茶を抹茶とするなら、それは生産量のごく一部でしかありません。ここでは刈り込んで直掛けしたハサミ摘み茶園の抹茶をご紹介しましょう。品種は非常に珍しい京研283です。正式には登録されていない、被覆茶向けの京都品種です。
この抹茶は力強く、渋みが割と目立ち少し苦みのある印象ですが、その後にうま味がたっぷりと出てきて長時間にわたり口内を覆い尽くします。
芳香はごく微かにミルキーで、フルーツやモルトのような感じもあって魅力的です。
しっかりとして個性のある抹茶の入門用にちょうどよいお茶です。
薄茶用
茶種 : 抹茶
産地 : 京都府和束町釜塚
品種 : 京研283
被覆: 24日間 (直がけ)
摘採 : 2025年5月13日
動画 : 抹茶(薄茶)の立て方
薄茶の点て方
抹茶の量: 2 g
お湯の量 : 60 ml
お湯の温度 : 80℃