完熟したベリー、メンソール
醗酵(酸化)度:★★★ / コク:★★☆
渋み:★★☆
東京の北東に位置する茨城県の猿島はあまり知られていない小さなお茶の生産地ですが、才能とバイタリティーにあふれる何人かのお茶の生産者が奮闘しています。中にはとても品質の良い紅茶を製造することで知られている人もいます。
日本の紅茶の話をする時にすぐに頭に思い浮かぶのは、一番新しくもっとも普及した品種であるべにふうきです。けれども1969年に登録されたべにひかりは、その時代の状況のゆえに成功を見ることはありませんでした。べにひかりは高品質の品種で、もっと広く人々の注目を集めるに値します。交配によりインド、中国そして日本の系統を引いています。
品種独特のシナモンのようなメンソール系の香気を放つ、猿島の夏摘みのべにひかりです。
口内ではタンニンの渋みがありますが、控えめです。ミントとメンソール系の香りが、優れた品種べにひかりを好まれる方に喜ばれています。この印象は、赤い果実の風味も加わって続いていきます。
夏摘みのべにひかりを代表する、とても上品でお手本となる猿島の紅茶です。
茶種 : 紅茶
産地 : 茨城県猿島郡境町
品種 : べにひかり
摘採 : 2024年7月12日
淹れ方のヒント
茶葉の量: 3g
お湯の量 : 150ml
お湯の温度 : 100°C
浸出時間 : 4 min